こんな時に助かる!社会保険加入すべき4つの理由とは

求人広告でよく見かける“社保完”とは、“社会保険完備”を意味しており、「私たちの会社ではあなたの生活を保障するための保険4セットを完備しています」というメッセージです。

この社会保険とは、①年金保険②健康保険③労災保険④雇用保険の4つで構成されています。では、社会保険に加入することで得られるアドバンテージをそれぞれシチュエーション別に見ていきましょう。

いつか来る老後や有事の際に助かる厚生年金

そもそも社会保険料とは「年金保険+健康保険」の額であり、この年金部分には国民基礎年金(月額15250円2014年現在)と将来プラスアルファされる厚生年金分が含まれています。老後に受け取れる年金額を比べてみるとその差は明らかで、例えば国民年金のみの受給者が月額5万とすると、厚生年金受給者の平均は15万ほどにもなります。

毎月支払う保険料は収入によって高くなってしまいますが、社会保険加入なら会社側が半分持ってくれるため私たちが負担する額も半分で済みます。
他にも障害を負ってしまった時の障害年金では、国民年金では給付されない「障害等級3級」も給付対象となります。更に家族を残して死んでしまった時に給付される遺族年金では、子供が18歳以上になると打ち切りになってしまう国民年金とは異なり条件によっては遺族年金を受け取ることも可能になるのです。

けがを負った時、出産時にもメリットの大きい健康保険

社会保険に加入すると厚生年金とセットでついてくるのが健康保険ですが、こちらも保険料の半分は会社側が負担です。一方、国民保険は世帯ごとに加入することになっており扶養というコンセプトはなく全額個人負担です。

また出産といった女性にとって重要なタイミングには、出産前後の仕事ができない時期の収入を補填する出産手当金や、出産時に42万円(1児につき)の出産一時金が支給されるのも社会保険ならではの大きなメリットです。もちろん社会保険加入本人ではなく扶養されている家族も同様です。他にも、けがを負ってしまいその間仕事ができなくなった場合にも、平均報酬の日額3分の2にあたる額が傷病手当金として補填されます。

通勤中に何かあっても!労災保険は無料で治療

仕事中はもちろんですが、勤務先に向かうまたは帰宅中に起きてしまった不慮の事故では労災保険が適用されます。通常の疾病や治療にかかる費用が健康保険で3割負担になるのに対し、労災保険で治療を受ける場合は無料になりますので社会保険加入の大きなアドバンテージです。ちなみに治療を受ける場合は、労災保険適用と伝えるようにしましょう。健康保険適用から労災保険への切替は手続きに時間がかかります。

企業が倒産!失業してしまった時の雇用(失業)保険

会社がまさかの倒産!のような会社都合で失業してしまった場合には6ヶ月以上雇用保険に加入していれば失業保険が給付されます。(自己都合の場合は12ヶ月以上) 次の就業先が見つかるまで安心して生活できるための最低保障が確保されます。
また教育訓練制度などを利用し、再就職に必要なスキルアップをすることもできます。

最後に

給与明細だけを見ると社会保険料の金額だけが目に付き、高い金額を毎月徴収されているなぁと思うかもしれません。しかしその裏側には万一の時や将来を見据えた手厚い保障があります。社会保険の加入は、私たちが安心して社会で生きていける「頼れる助け」手に入れることになるのです。